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旅先で災害にあったら。旅行者も地域の一員になる

旅の予定を立てるとき、わたしたちが考えるのは、行きたい場所や食べたいもの、季節の景色。

「弘前に行ったら、岩木山を見たい」

「りんごの季節を楽しみたい」

「弘前の街をゆっくり歩いてみたい」

そんな楽しい計画を思い浮かべます・

けれど最近、全国各地で大雨による災害が増えています。

9月に入り、弘前でも大雨がありました

9月2日には、弘前市でも大雨による警報などが発表され、一部地域には避難指示が出され、避難所も開設されました。

こうしたニュースを見ると、

「もし旅行中に災害が起きたら、どうすればいいんだろう?」と、少し心配になるかもしれません。

でも、災害について知ることは、怖がることではないと思うのです。

その土地がどんな災害に備えているのかを知ること。

それは、安心して旅をするための準備でもあります。

弘前にはどんな災害がある?

弘前と言えば、岩木山やリンゴ、桜など、穏やかで美しい風景を思い浮かべる方も多いでしょう。

一方で、豊かな自然と暮らしていくためには、その自然の力への備えも必要です。

弘前市では、大雨や洪水、土砂災害、地震。大雪などに加え、岩木山の火山災害についても防災計画を整えています。

市では、防災マップや地域防災計画、災害時の備蓄計画、岩木山火山避難計画などが整備されています。

つまり、

「弘前は災害が起こるかもしれないから怖い」ではなく、

「起こりうる災害を知り、それに備える仕組みがある」

ということ。

それを知っているだけでも、少し安心できるのではないでしょうか。

弘前市防災マップ https://www.city.hirosaki.aomori.jp/kurashi/kinkyu/hazard/index.html

弘前はどうやって備えている?

弘前市の防災マップでは、洪水や土砂災害など、災害の種類ごとに危険な場所や避難場所を確認することが出来ます。

また、火災が起きたときには、状況に応じて避難情報が発信され、必要な場所には避難所が開設されます。

市だけでなく、町会や自主防災組織など、地域でも災害に備える取り組みが行われています。

弘前市防災・消防団 https://www.city.hirosaki.aomori.jp/kurashi/kinkyu/

災害は、完全になくすことはできません。

だからこそ、

「起きないようにする」だけでなく、「起きたときに、どう動くか」を地域で考えておく。

その積み重ねが、安心につながっているのだと思います。

旅人にも知ってほしい「キキクル」

旅行者に知っておいてほしいのが。気象庁の「キキクル」です。

大雨のとき、土砂災害、浸水、洪水の危険度を地図上で確認できるサービスです。

自分が今いる場所は大丈夫なのか。

これから危険が高まりそうなのか。

スマートフォンから確認できます。

旅行先では、その土地の地名や地形に詳しくありません。

だからこそ、「雨が多いな」と感じたときに、感覚だけで判断せず、公式の情報を確認することが大切です。

弘前市の防災マップと合わせて、一度見ておくだけでも安心感が違います。

気象庁「キキクル」  https://www.jma.go.jp/bosai/risk/#zoom:5/lat:34.016242/lon:135.000000/colordepth:normal/elements:land

「せっかく来たから」を手放すことも大切

旅行中は、「せっかくここまで来たのだから」という気持ちになりますよね。

楽しみにしていた観光地へ行きたい。

予定通りに過ごしたい。

でも、天候が急変したときは、予定を変える勇気も大切です。

雨が強ければ、宿でゆっくりする。

交通機関に影響が出ていたら、無理に移動しない。

そんな選択も、旅の一部です。

むしろ、旅先で予定外の時間を過ごしたことが、あとから思い出になることだってあります。

雨の音を聞きながら温かい飲み物を飲む。

窓の外の景色を眺める。

雨が上がったあと、少しだけ街を歩いてみる。

旅は、予定表どおりに進むことだけが旅ではないのかもしれません。

災害のときは、旅行者も地域の一員になる

旅をしているとき、私たちは自分のことを「旅行者」だと思っています。

けれど、災害が起きたとき、その土地にいる私たちは、みんな同じ場所にいる一人の人です。

地元の人だから。

旅行者だから。

そんな区別ではなく、

「今この場所に居る日ととして、自分の命を守る」

ことが大切になります。

地域の情報を確認する。

市や気象庁からの情報に耳を傾ける。

必要なら予定を変える。

そして、周りの人と声を掛け合う。

災害の時は、旅行者も地域の一員になる。

私は、このことを旅をする人にも知っておいてほしいと思います。

安心して旅を楽しめることも、おもてなし

弘前には、岩木山があり、リンゴ畑があり、四季の美しい景色があります。

その自然とともに暮らすために、地域ではさまざまな備えが続けられています。

災害を恐れるだけではなく、「この街は、こんなふうに備えているんだ」と知ってもらうこと。

そして旅をする人自身も、「もしもの時は、どうする?」と、ほんの少しだけ考えておくこと。

それだけに、旅はもっと安心できるものになるのだと思います。

私たち宿を営む側にとっても、安心して過ごしていただけることは、大切なおもてなしのひとつ。

美しい景色やおいしいものだけではなく、

その土地で安心して過ごせることまで含めて、旅のおもてなし

そんなふうに、地域と旅人がお互いを少しずつ思いやれる旅になったら素敵だなと思います。

弘前へお越しの際は、どうぞおもいきり弘前を楽しんでください。

岩木山を眺めて、りんごを味わって、街を歩いて。

そして旅の前に、ほんの少しだけ、その土地の「もしものとき」にも目を向けてみてください。

そう思って弘前を訪れてもらえたら、きっとこの街の見え方も、少し変わるのではないでしょうか。

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