〜津軽の秋の贈りもの〜
秋が深まると、津軽のあちらこちらで真っ赤に色づいたりんごを見かけるようになります。
りんご畑では収穫が進み、お店にはさまざまな品種のりんごが並びます。
津軽に暮らしていると、りんごはとても身近な存在です。
でも、りんごには食べる楽しみだけではない、もうひとつの素敵な役割があるように思います。
それは、人と人をつないでくれることです。
今年もりんごを送る季節
私は毎年、この季節になると家族にりんごを送ります。
今年はどのりんごにしようかな。
甘いものがいいかな、それとも甘酸っぱいものがいいかな。
そんなことを考えながら選ぶ時間も、楽しみのひとつです。
箱を開けたとき、津軽の秋の香りを感じてもらえたらうれしい。
遠く離れていても、同じ季節を感じられる。
りんごには、そんな不思議な力があるように思います。
おすそ分けに込められた気持ち
津軽では、りんごをいただいたり、おすそ分けしたりすることも、秋の暮らしのひとコマです。
「これ、おいしいから食べてみて」
そんなひと言とともに手渡されるりんご。
そこには、相手を思う気持ちが込められています。
りんごを通して会話が生まれ、笑顔が広がる。
何気ないことですが、こうした小さなつながりが、暮らしを温かくしてくれるのだと思います。
ゆるりのお客様にも、津軽の秋を
民泊「ゆるり」でも、今の季節は宿泊されるお客様にりんごをお出しすることがあります。
弘前まで来てくださったのだから、ぜひ旬のりんごを味わっていただきたい。
そんな気持ちからです。
りんごの産地だからこそ味わえる、採れたての季節のおいしさ。
旅先で食べたりんごが、弘前の思い出のひとつになってくれたら、こんなにうれしいことはありません。
りんごが運んでくれるご縁
りんごは、津軽の自然と、育てる人たちの手間ひまによって実ります。
そして収穫されたりんごは、家族のもとへ、友人のもとへ、遠く離れた誰かのもとへと旅をします。
ひとつのりんごから会話が生まれ、笑顔が生まれ、心がつながっていく。
そう考えると、りんごは津軽の秋が届けてくれる、小さな贈りものなのかもしれません。
民泊「ゆるり」も、そんな人と人とのつながりを大切にしていきたいと思っています。
初めて訪れる方にも、どこか懐かしく、ほっとできる場所でありたい。
そして、また弘前を訪れたときには「ただいま」と帰ってきてもらえるような場所でありたい。
今年も津軽のりんごが、たくさんの笑顔をつないでくれますように。
民泊 ゆるり
弘前で、暮らすように泊まる。