弘前さくらまつりの夜。
昼間とは少し違う、静かな時間が流れはじめます。
弘前公園の夜桜は、ライトに照らされ、
柔らかく浮かび上がる幻想的な景色に。
灯りの下、濠にはゆっくりとした水の流れ。
時々、カモが静かに泳いでいく姿が見えて、
そのゆるやかさに、気持ちもすっと落ち着いていきます。
少し歩くと、出店からこぼれるあたたかい光と、にぎやかな声。
そのあいだを行き来するように、静けさと賑わいが、やさしく混ざりあっています。
一日を過ごした後の身体は、思っている以上に頑張っていて、
気づかないうちに少しだけ力が入ったままかもしれません。
そんなとき、
夜の空気に包まれて、ただゆっくり歩くだけで、
呼吸が深くなって、身体も気持ちも、少しずつほどけていく。
静けさの中で感じる桜の時間も、
春ならではのひとときです。